Thermo-Calcによる状態図・熱力学計算 阿部太一、橋本清
金属 Vol.77 (2007) No.1〜No.10
第1回 状態図の計算1 簡単なケース
Thermo-Calcの基本構造、簡単な状態図の計算、計算結果の描画に必要な基本コマンドについて。
Al-Si TDB file TCM file
第2回 状態図の計算2 相分離を含む状態図
相分離を含む状態図(Cr-Fe、Au-Ni二元系状態図など)の計算手法について。
Cr-Fe TDB file TCM file
Ag-Cu TDB file TCM file
第3回 熱力学モデルとパラメータの入力1
データベースに収録されていない合金系を計算するためのユーザーデータベース作成方法とその使用方法について。化合物を含まない合金系の例。
Au-Ni TDB file TCM file
第4回 熱力学モデルとパラメータの入力2
副格子モデルの説明。化合物を含む合金系のパラメータの入力、ユーザーデータベース作成方法について。
Fe-Sb TDB file TCM file
第5回 状態図の計算3 二次の相変態を含む状態図
二次の規則‐不規則変態温度と磁気変態温度の計算について。
Al-Fe TDB file TCM file
第6回 状態図の計算4 一次の相変態を含む状態図
一次の規則‐不規則変態温度の計算。4副格子モデルの解説。
Fe-Pt TDB file TCM file
第7回 熱力学量の計算
Thermo-Calcで用いることができる各種熱力学量、状態変数とその計算手法について。
Ag-Cu TDB file TCM file
第8回 シャイルモデルによる凝固計算
シャイルモデルによるミクロ偏析の計算。
Cr-Ni TDB file TCM file
第9回 熱力学データベースの問題点
二元系のパラメータを使ってた元系合金の相平衡を計算する場合やパラメータの有効範囲を超えて計算する場合の問題点や注意点について。
第10回 ガラス形成能の推定方法
駆動力や臨界冷却速度の計算など、金属ガラスにおけるガラス形成能の推定方法について。
TDB/TCMファイルの実行方法
(これらファイルの実行にはThermo-CalcまたはPANDATが必要です)
●TDBファイルを実行するにはThermo-CalcまたはPANDATが必要です。TCM(Thermo-Calc
Macro)ファイルを実行するにはThermo-Calcが必要です。Thermo-Calcのデモ版はThermo-CalcSoftware社のホームページから、
PANDATのデモ版は材料設計研究所のホームページからダウンロードできます。
●Fact-Sageをお持ちの場合には、CSFAP(TDBファイル変換ソフト)でファイルを変換することで、Fact-Sageでも実行することができます(詳細は計算力学研究センターへ)。しかし、Fact-Sageでの動作確認はしていませんので、動作の保証はできません。
●雑誌「金属」についての詳細は、アグネ社ホームページをご覧ください。
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